単独で作業をするだけではないアプリ開発
アプリ開発をするエンジニアは、一人で黙々と作業をしているというイメージが強いが、しかし実際はそんな事はない。最近のアプリは、いかにスマホ向けの簡単なものであろうとチームなど複数人で制作をするケースがほとんどだからだ。独学でもチャレンジできない事ではないが、簡単なアプリや誰にでも作れるアプリでは、人気になるのは簡単ではなく、世界中でヒットを飛ばすのはすでに難しい時代に突入している。もしもヒットを飛ばせたとしても、すぐに真似をされて儲けや人気に繋がらない事も多い。
確かに昔は個人製作のゲームが大多数の人にダウンロードされたりもしていたが、今の時代はスマホの性能もアップしているので、グラフィックにも力を入れなければならなくなった。いくら個人製作といえども、舐めてかかる事はできないのだ。したがって、個人でアプリ開発をしているエンジニアの多くも、多種多様な人とコミュニケーションを取りながら作品作りを進めている事を忘れてはならない。グラフィック、音楽、プログラミングと、ちょっとしたアプリを作るだけでも相当な情報が必要になり、より質を上げるためにはその分野について詳しい人とコミュニケーションを図る必要があるのだ。
自宅で黙々と作業をしていればそれで済んだ時代もあったが、今はそんな時代ではない。そのため古いイメージしか持っていない人は、そのイメージを書き換えていく必要があるだろう。個人製作であっても、人と関わる事を考えれば、それなりのコミュニケーション能力が要求される事がわかる。